にげにげ日記

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(元)不登校ゲイの思索

瑛人「香水」を聴いて心がザワつく、ぼくのうつ病のせいだよ

年末だからか、やけに慌ただしくて、なんだか心身ともに落ち着かない。飲み物が入ったコップを腕で倒しちゃったり、カルボナーラを焦がしてしまったり、間違えてヨーグルトに片栗粉を入れてしまったりしている。どうしちゃったのよ、 一体。

 

睡眠時間もぐんぐん伸びてきたので、これはきっと持病のせいだなと推測している。思い返すと、今年は、友人との読書会などを通して、自分の身体としっかり向き合う1年だったように思う。ぼくの身体は思っていたより丈夫じゃないし、すぐ疲れるし、協調性がない。そのことに気づかされた。

 

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同時に、そこで引き合いに出す仮想の「みんな」が立派すぎるんじゃないかということにも気づかされた。要するに、「みんなは立派にやっているのに、自分はこんなにもみっともなくて、しんどい」と思ってしまうときの「みんな」が理想化されすぎていて、実際には、みんなもっとだらしなく生きてるんじゃないの、と。

 

例えば、最近思うのは、「中年男性は大人の余裕があってステキ」というけれど、その実、余裕なんて大してなくて、ただ疲労で動くのが億劫だったり、反射神経が鈍っていたりするのがそう見えるだけのことなんじゃないか。ぼくも「その年齢にしては落ち着いているね」と言われるけど、たぶん同様のことだろう。

 

nigenige110.hatenablog.jp

 

数年前くらいから、「若者のあいだで流行っている曲」がまったく分からない、という現象が起きている。テレビも見ないし、ラジオも聴かなくなったPodcastで聴いてしまう)ので、ホントに流行りに疎くなってしまった。これはいかんと思って、毎年、紅白歌合戦の曲目を見て、知らない曲をリストアップしてYoutubeSpotifyで聴くようにしている。去年はそれをやって、Official髭男ismやKing Gnuを知った。

 

今年も知らない曲が目白押しなのだが、瑛人「香水」はギリギリ知っていた。きっかけは忘れてしまったが、今年の10月か11月にたまたま聴く機会があって、それからハマって聴き続けている。アコースティックの感じが落ち着く。Youtubeで検索すると、お笑い芸人やYoutuberがこの曲をカバーしていて、そっちもたくさん聴いた。

 

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J-POPとかよく分からないけれど、あいみょんも米津玄師もOfficial髭男ismも暗い曲が多いような気がして、そういえば漫画やアニメ、映画、ドラマなどもダークな作品がウケているようだし、そういう時代なのかもね、NiziUが明るすぎてちょっと浮いてるくらい暗いよね、などと思ったりしている。

 

そんなぼくもうつ病なので、しっかりダーク。これも時代のせいなのだ。瑛人「香水」の歌詞「でも見てよいまのぼくを クズになったぼくを」を聴いて、心がザワつく。「みんなは立派にやっているのに、自分はこんなにもみっともなくて、しんどい」と、ついつい思ってしまう。「みんな」の理想化が止まらない。

 

香水