にげにげ日記

にげにげ日記

(元)不登校ゲイの思索

濃厚接触者になって考えたこと【4年目のコロナ禍で】

 

コロナ禍になってからどれくらいの時間が経ったでしょう。3年くらい?

 

まだ初期の初期の頃、ぼくはWEBサイト制作の学校に通っていて、講師が「これからウィルスが心配だね」と言ったのに対して、「ウィルスって、パソコンのウィルスのことですよね?」と頓珍漢な質問をしてしまって叱られたのを覚えています。自分に危機感や感染症の知識が足りていなかっただけかもしれませんが、当時はまさかこんなに長引いて、感染者や死者がこんなにも出る大規模なパンデミックになってしまうとは思いもしませんでした。

 

そして、約3年が経ったいまです。ぼくは初めて濃厚接触者になりました。当然、もうすでに感染したというひともいるだろうし、濃厚接触者になったというひともいるでしょう。ぼくの周りにもたくさんいます。「今更、濃厚接触者になったからって、騒ぎすぎよ」と思われる方もいるかもしれませんが、自分にとって少なからずショッキングな出来事ではあったので、考えたことをまとめておきたいと思います。

 

とうとう来たか

すでに書いた通り、コロナ禍が始まってもう約3年が経っています。第1波、第2波、第3波……と続いて、いまは第8波と言われています。ぼくの周りでも、友人や家族がポツポツとコロナ陽性になっていきました。そのたびに、無事に快復してくれるだろうかと心配な気持ちと、感染予防をしっかりしようと気を引き締め直す思いと、それから政府の無策ぶりに怒りを覚えました。

 

そして、とうとうホントに自分の番が来てしまった(とはいっても、コロナ陽性者ではなくて濃厚接触者ですが)。そう思いました。2日前に会っていた人物からコロナ陽性の伝えを聞いたとき、すぐに実感が湧きました。とうとう来たか、と。

 

パニック、そして不安

2日前に会っていた人物の症状としては、咳や発熱、喉の痛み、身体のだるさなどがあるようでした。熱は39.5℃まで上がったそうです。年始だったこともあり、発熱外来はどこも満員で予約が全然取れなくて、だいぶ時間が経ってからようやく空きができたと連絡を受け、受診できたそう。

 

そんな話を聞くと、不安障害気味のうつ病パニック障害持ちのぼくとしては黙っていられません。すぐに「自分も陽性だったらどうしよう」「高熱が出たらどうしよう」「喉が痛いとパニック発作も出るんじゃないか」などと考えて、過度な不安を覚えてしまいました。頓服飲もう、頓服。

 

備えは大事。でも難しい

さて、この膨大な不安を解消するために、とりあえず粉ポカリやゼリーなどを備蓄しておこうと思いました。考えてみると、これまでそれなりに感染予防をしてきたつもりで、ワクチンも3回打っているというのに、食料の備蓄に関してはほぼ何もしていませんでした。急に高熱が出て、咳も出て、という状況になったら買い物にも行けないでしょう。迂闊でした。

 

備えは大事と言いますが、なかなか当事者意識を持つのは難しいな、と実感しました。平凡すぎる感想に、我が事ながら辟易としてしまいますが、いやホントにこれよ。濃厚接触者になって、すぐに実感が湧く程度には覚悟していた反面、備えがぜんぜん足りていなかった。この矛盾……。

 

おわりに

ここまで書いて、それから数日が過ぎました。ぼくは自宅待機の期間が終わり、「2日前に会っていた人物」は薬のおかげで症状も少し落ち着いてきたようです。ひとまず、良かった〜。

 

とはいえ、まだコロナ禍は終わっていません。不安を抱えすぎるとかえって体調によろしくないでしょうけれど、かといって何事も無かったかのように振る舞うこともできない。備えは万全にして、友人が感染したらできるだけサポートするようにして、政府の動向もチェックして、そうしてしっかりじっくり暮らしていきたいです。