にげにげ日記

にげにげ日記

(元)不登校ゲイの思索

本・映画

最近見た映画の感想【アマプラ】

最近見た映画の感想を書きました。『トランスペアレント ミュージカル・フィナーレ』、『モバイルハウスのつくりかた』、『アイ・フィール・プリティ』。

【2019年】読んで良かった本10選【暫定版】(追記あり)

おさむです。 12月に入ったので、今年読んで良かった本10選をやってみました。 今月もまだ本を読むつもりなので、内容は変動するかもしれませんが、とりあえず暫定版として出してみます。 ちなみに、現時点で、今年読んだ本の冊数は153冊です。このなかから1…

「アナと雪の女王2」を見て、前作の捉え方が変わった(ネタバレ注意)

アナとエルサのわかりあえなさ 「アナ雪2」は、エルサとアナの違いを明確に描いた映画でした。それは前作でも描かれていたことですが、そのテーマをさらに明確にしたのが「アナ雪2」だったと思います。 【メーカー特典あり】 アナと雪の女王 2 オリジナル…

『LGBTヒストリーブック』感想

おさむです。 先日の記事でご紹介した、『LGBTヒストリーブック』を読み終えたので、感想を綴っておきます。 nigenige110.hatenablog.jp Gay & Lesbian History for Kids: The Century-Long Struggle for LGBT Rights, with 21 Activities (For Kids series)…

「ジョーカー」と「怒り」。境界線がゆらぎ、恐怖に陥る

おさむです。 今回は「ジョーカー」と「怒り」という2つの映画について書きます。 ぼくも「ジョーカー」について語りたい! 善と悪の境界線 映画「怒り」が揺らがす境界線 「疑いはしない」という程度の信頼。その脆さ ぼくも「ジョーカー」について語りた…

生産性、自己責任。蔓延する不安を見つめる——雨宮処凛『この国の不寛容の果てに』を読んで考えたこと

あれから3年 相模原障害者施設殺傷事件が起きてから、3年が過ぎました。あの事件の報道を見たときぼくがどう感じ何を考えたのか、もう覚えていません。ただ、「この社会がヤバいことになっている」という感じがして、「専門家や有識者の分析を聞きたい」と…

「生きること」をちょっとだけ諦める。あるいは『エンドゲーム 』論的なやつ

セミの抜け殻、生きたい 小学校4年生から中学校を卒業するまでの約6年間、ぼくは不登校・引きこもりで、ほぼ毎日「誰か、ぼくを殺してくれ」と願っていました。 生きる望みも楽しみも展望も何も手元には無くて、「学校に行っていない」という負の烙印と世…

性的同意(セクシュアル・コンセント)について考える——ハンドブックの感想

おさむです。 今回は、先日参加したシンポジウム「性暴力をなくすために男性ができること」で登壇者の1人にもらった冊子から、性的同意(セクシュアル・コンセント)について考えてみたいと思います。 nigenige110.hatenablog.jp レイプされる! 性的同意(…

自分の側に引き寄せすぎてはいけない——小川たまか『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』を読んで考えたこと

「痴漢冤罪って怖いですよね」 大学生のとき、ある講義で、どういう経緯だったか忘れたが、「痴漢」について近くに座っているひととディスカッションしろと指示されて、初対面の学生2人と話をした(どちらも男性だったと思う)。 1人が、開口一番、「痴漢冤…