にげにげ日記

にげにげ日記

(元)不登校ゲイの思索

性暴力に遭ってからちょうど5年

詳しいことはまだ書けないのですが、いまから5年前の今日、大学で性暴力の被害に遭いました。研究室の忘年会で、男性の教員から。

 

本当に本当に不快な出来事でした。教員が帰ってから、ぼくはトイレに駆け込んで嘔吐しました。何度も何度も。

 

家に帰るまで意識が朦朧として、電車に乗っていると、隣に立っている男性や、近くの席に座っている男性がみんな汚らわしく思えるような、「こっちに近づいてこないでくれ」みたいな、そんな感情に襲われていました。

 

帰宅してベッドに倒れ込むと、その男性嫌悪の矛先が今度は自分に向いました。男性の身体をしている自分。男性として生きている自分。性的指向が男性に向いている自分。ぜんぶ気持ち悪い。耐えられない。全身を掻きむしるような、そうせずにはいられないような気持ちでした。

 

次にぼくがしたことは、「セクハラ_男性」でググることでした。相談先や、男性のセクハラ被害者に共感的な内容の文章を求めてググりました。

 

でも、求めていた情報には永遠に辿り着けませんでした。検索結果に出てくる情報は、すべて「セクハラをしないために、男性ができること」という、女性だけがセクハラの被害者であるような前提のものでした。

 

いま思えば、もっと別の検索ワードを使えば求めていた情報にアクセスできただろうなと思います。でも、当時はまったく冷静じゃなかったし、呼吸を整えるので精一杯という状況だったので、仕方がない。めちゃくちゃ追い詰められた状況で、できることってかなり限られます。自己責任とか言わないで。

 

グーグル検索では情報を得られなかったので、必死にもがきました。Facebookに被害の状況を書いて投稿して、大学の知り合いのカウンセラーに連絡をとってカウンセリングの予約をしました。Facebookの投稿を読んだ友人から連絡がきて、体調を心配してもらって、今後の対応について一緒に考えてもらいました。

 

それから本当にいろいろあって、5年経って、いま生きています。ブログ書いてます。

 

お祝いする気持ちには到底なれないし、あの出来事を「ブログのネタになったじゃん、良かった」などとはまったく思えないし、たぶん死ぬまで「こんなこと起きなきゃよかった、消せるなら消したい。そしてあのときから人生やり直したい」と思うんだと思う。

 

あのときのぼくは、たぶん死んでもよかった、逃げ出してもよかったんだと思う。死んじゃった自分に「つらかったね、きつかったね。ご苦労さま。」って言いたい。同時に、生きている自分にも「つらかったね、きつかったね。ご苦労さま。」って言いたい。

 

死んじゃった自分も、生きている自分も、どっちも自分。どっちも大変な思いをして、なんとかここまで辿り着いた。どっちが良くて、どっちが悪いとかじゃない。ただ、生きているからこそいまこの記事を書けている。ただそれだけ。

 

こんな話、なかなかひとにはできないし、このことを知ってくれているまわりのひとたちもなかなか触れることができない話題だと思うから、今日この日に、自分で自分に言いたい。

 

つらかったね、きつかったね。ご苦労さま。