にげにげ日記

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(元)不登校ゲイの思索

同い年のカップルはうまくいかない?

おさむです。

 

ぼくと彼氏は同い年で、それを誰かに話すと、「同い年は大変だね」と言われることがたびたびあります。「いやいや、それなりにうまくいってますよ」と言い返したい気持ちを抑えて話を聞いてみると、「たしかに」と頷ける部分もあります。

今回は、「同い年のカップルの大変さ」について書いてみます。

 

 

大変な理由①張り合ってしまいがち

「同い年は大変だね」と言ってくるひとが繰り出す理由の大きなものが、「張り合っちゃうから」でした。

 

例えば、外食をしたときに割り勘じゃないと嫌な感じがする。同い年なのに、相手に多く払ってもらうのは負けた気がする。年齢差があれば、相手に多く払ってもらうのは「まあ仕方ない」と比較的容易に処理できてしまうのに。

経済力、家事をする量、友達の数、やりたい仕事ができているかどうかなど、折に触れて張り合ってしまうのが同い年カップル、ということみたいです。

 

相手が友達だとしても、同い年だと張り合ってしまうときってありませんか?

 

大変な理由②お互いに目移りしてしまう

これはあるバーで言われたことです。

 

若いと、それぞれ「ああいうタイプのひととも付き合ってみたい/セックスしてみたい」と目移りしてしまう。年齢差があれば、年長者がリードすることでうまく解消できるかもしれないけれど、同い年だとお互いそれぞれに目移りしちゃって、破綻してしまう可能性が高い。

 

考えてみると、これは、「若い=目移りしがち」「年長者=目移りしない」という定義が前提になっています。そういうひともいるだろうけれど、でも、若くなくても目移りするひとはいるし、若くてもあんまり目移りしないひともいる(目移りはしても行動にまでは移さない、っていうひともいる)から、そう一概には言えないんじゃないかと思います。

 

だから、大変なのは、「同い年のカップル」一般ではなくて、「目移りしがちなひと同士のカップル」ですね、厳密には。この2つの集団は、ある程度重なっているんでしょうけれど、「完全に一致」とは言えないでしょう。

 

考察してみる――試行錯誤は楽しい

理由②はある程度の反論ができましたが、理由①はとても頷けるものでした。論理的にとても頷ける。

 

特に、「どちらがお金を出すか」「どちらがどれくらいリードするか」という点は、年齢差があるほうがよりスムーズなのかもしれません。

でも、スムーズなことだけが良いことではないでしょう。摩擦を経てある地点に落ち着くということも、楽しかったり、「それこそが人間関係だよね」と思えたりするかもしれない。

 

試行錯誤するのは楽しいことだと思います。お互いの得意不得意を把握することで、「ここは相手を立てる」「ここは自分が活躍する」、「ここは相手にやってもらおう」「ここは自分がやらねば」、という風に役割分担ができていきます。

 

例えば家事について、「それぞれ同じことを同じ量・質でやるべき」と考えると大変ですが、「それぞれ得意なことを中心に、できることをできる範囲でやる」と考えるようにすれば、ずいぶん楽な感じがします。

 

おわりに

こんな感じで、ぼくらの場合、大変な理由①と②どちらもそんなに大きな問題にはなっていません。

 

とはいえ、今後、大きな問題になる可能性はあると思います。そうなったら、また試行錯誤していきたいと思います。

特に理由②については、想定を超えるかたちで問題化されてもおかしくないかもしれない。なんとなく(一般論として)そんな感じがしています。問題に直面してみないと分からないですね。

 

そういえば、今度一緒に食事する予定のカップルは、同い年で、12年も続いている関係だそうです。すごい。

 

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